むくみで考えられる病気

むくみとは、体の細胞と細胞の間に水分が溜まり、うまく排出できない状態を言います。このようなむくみがあるときに疑われる病気として挙げられるのが、心疾患や腎臓病などです。

例えば、立ち仕事などでずっと立っていると、夕方頃には足がパンパンになっているという人も少なくありません。そのようなときは血液の循環が悪く、余分な水分が重力で下半身に溜まっていることが考えられます。血液の循環をコントロールしているのは心臓なので、心疾患があると全身の血液循環が悪くなってしまいむくみやすくなるのです。

また、腎臓は体から余分な水分を尿として排出させる役割を担っています。そのため、腎臓が悪くなっていると、こうした余分な水分の排出はうまくできないでしょう。つまり、腎疾患があればむくみやすいということになり、むくみの原因として腎疾患が考えられるのです。

そのほか、栄養失調になるとむくみが生じやすくなるとも言われており、中でもタンパク質不足が当てはまります。むくみがよく出る場合には、タンパク質不足が原因として考えられるケースがあるので、まずは自分に思い当たるところはないか振り返ってみましょう。

上記が思い当たるようであれば、できる限り早めに病院を受診することが大事です。そのうえで主治医と相談しながら、生活改善を行うなど対処法を講じていきましょう。むくみは健康のバロメーターといえるので、甘く見ずにセルフチェックすることが大切です。